MATADOR/KENNY DORHAM■ハード・バッパーでありながらリリカルでナイーブなスタイルのケニー・ドーハムが、相性の良いジャッキー・マクリーンとのコンビで作り上げた一際輝く名作。
●ケニー・ドーハム（tp）ジャッキー・マクリーン（as）ボビー・ティモンズ（p）テディ・スミス（b）J.C.モーゼス（ds）
1962年4月15日録音／1976年リイシュー

MEMORIAL ALBUM/KENNY DORHAM●リリカルな一面をみせ、大ヒットとなった名盤「クワイエット・ケニー」の2ヶ月後。この作品では前作と対局とも言えるスピーディでエキサイティングなプレイを披露、トミー・フラナガンの名サポートを得てやはりこれも代表的な名作となった。
●ケニー・ドーハム（tp）チャーリー・デイヴィス（bs）トミー・フラナガン（p）ブッチ・ウォーレン（b）バディ・エンロウ（ds）
1960年1月10日録音／1998年リイシュー

個性派ピアニスト、ランディ・ウェストンが、ケニー・ドーハム、コールマン・ホーキンスを擁してNYの名門クラブに残した伝説の傑作ライヴ盤。オープニング・トラックにはランディー・ウェストンの最も有名なオリジナル「ハイ・フライ」が収録されている。（メディア掲載レビューより）
●ランディ・ウェストン（p）ケニー・ドーハム（tp）コールマン・ホーキンス（ts）ウィルバー・リトル（b）ロイ・ヘインズ（ds）ブロック・ピータース（vo）
1959年10月26日録音／1985年リイシュー

アフリカを題材としたランディ・ウエストンのソロ・ピアノ作品。リズムやテンポが変化しても、1音1音に感じられる確かな重みは幅広い彼の音楽性によるもの。ピアノという楽器の持つ表現力を見事に抽出したアルバムとして評価できる。（「CDジャーナル」データベースより）
●ランディ・ウェストン（p）
1974年8月14日録音／1977年リリース

THE JUNIOR MANCE TOUCH/JUNIOR MANCE●晩年のウェス・モンゴメリーがそうであったように、超ベテランのジュニア・マンスも極上のイージー・リスニング作品を発表するようになる。賛否両論あるなかで、いたって本人はさりげなく実に心地良く演奏に徹している。とにかく美しい。
●ジュニア・マンス（p）ウィリアム・フィッシャー・オーケストラ
1973年録音／1973年リリース

小粋なファンキー・スタイルが人気の名ピアニスト、ジュニア・マンスのデビュー・アルバム。卓越したレイ・ブラウンのベースワークに乗って、シンプル&グルーヴィーな演奏を聴かせるピアノ・トリオの逸品。「バークス・ワークス」の快演などを収録。(新譜案内より)
●ジュニア・マンス（p）レイ・ブラウン（b）レックス・ハンフリーズ（ds）
1959年4月9日録音／1981年リイシュー

イギリス出身のデレク・スミスはメイン・ストリームをゆく、趣味の良い好感の持てるピアニスト。1978年の本作はテナー最高のスター、スコット・ハミルトンが参加、軽快な心地よいサウンドが展開される。スコット・ハミルトン名義でもリリースされている。
●デレク・スミス（p）スコット・ハミルトン（ts）ジョージ・ムラーツ（b）ビリー・ハート（ds）
1978年5月1日録音／1978年リリース

1976年の「ラブ・フォー・セール」で驚異の新人現るとして大きな衝撃を与えたジャズ・ピアニスト、デレク・スミス。その後、新たなリーダー作をリリースしながら数多くのセッションに参加、さらに力量を蓄えて発表した第4弾が本作。ジョージ・ムラーツ、ビリー・ハートを相手にスィンギーに繊細にピアノ・トリオの醍醐味を発散させている。
●デレク・スミス（p）ジョージ・ムラーツ（b）ビリー・ハート（ds）
1978年8月1O日録音／1979年リリース

CAT/JIMMY SMITH■ジャズ・オルガンのトップ・スター、ジミー・スミスの代表的名盤。ラロ・シフリン編曲・指揮によるオーケストラとダイナミックでクリエイティブな演奏を繰り広げる。ケニー・バレル、サド・ジョーンズなども参加。
●ジミー・スミス（org）ケニー・バレル（g）サド・ジョーンズ（tp）ラロ・シフリン（arr,cond）ほか
1964年4月27・29日録音／1973年リイシュー

GO FOR WHATCHA KNOW/JIMMY SMITH■1985年に復活したブルー・ノート・レーベル。当然ブルー・ノートの大スター、ジミー・スミスも復帰。1986年の本作はスタンリー・タレンタイン、ケニ・バレルなど大物が参加、ブルージーに・軽快に、そして華やかに新生ブルーノートの超目玉作品となった。
●ジミー・スミス（org）スタンリー・タレンタイン（ts）ケニー・バレル（g）モンテイ・アレキサンダー（p）バスター・ウィリアムス（b）グラディ・テイト（ds,vo）ケニー・ワシントン（ds）エロール・クラッシャー・ベネット（cong）
1986年1月2・3日録音／1986年リイシュー

新時代のアルト・サックス奏者として注目されていたアーニー・ヘンリーの1作目。ケニー・ドーハムやケニー・ドリューといったジャズ・ファン好みのメンバーが参加していることと、短期間の活動で夭逝したこととで、熱心なファンから珍重されてきた。それだけに内容も充実。（新譜案内より）
●アーニー・ヘンリー（as）ケニー・ドーハム（tp）ケニー・ドリュー（p）ウィルバー・ウエア（b）アート・テイラー（ds）
1956年8月23・30日録音／1974年リイシュー

バリトン・サックス界の巨人二人、ニック・ブリグノラとペッパー・アダムスがエキサイティングなバリトン・バトルを繰り広げた1枚。テッド・カーソンの強烈なトランペットも加わりさらにヒート・アップする1977年の快作。冒頭の「ドナ・リー」が圧巻！、最高に楽しめる一枚。
●ニック・ブリグノラ、ペッパー・アダムス（bs）テッド・カーソン（tp,flh）デレク・スミス（p）デイブ・ホランド（b）ロイ・ヘインズ（ds）
1977年12月22日録音／1978年リリース

ウエスト・コースト・ジャズの代名詞といえるトランペット奏者/作編曲家のショーティ・ロジャースが、ビッグ・バンド・ジャズの王者カウント・ベイシーに捧げた渾身作。元ベイシー楽団のトランペット奏者ハリー・エディソンや、レスター・ヤングを敬愛するズート・シムズを含む特別編成のオーケストラを率いて、ベイシーゆかりの名曲を軽やかに再解釈する、初期ウェスト・コーストを代表する名作。マーティ・ペイチのベイシー風ピアノがユニーク。
●ショーティ・ロジャース、メイナード・ファーガソン、ハリー・エディソン、クライド・リージンガー（tp）ミルト・バーンハイト、ハリー・ベッツ、ボブ・エネボルセン（tb）ハーブ・ゲラー、バド・シャンク（as）ズート・シムズ（ts）ジミー・ジュフリー、ボブ・クーパー（bs）マーティ・ペイチ（p）カーティス・カウンス（b）シェリー・マン（ds）ほか
1954年2・3月、1945年2月9日録音／1976年リイシュー

NO ONE CARES/FRANK SINATRA●ゴードン・ジェンキンス・アレンジによるシナトラのバラードの傑作。孤独をテーマに円熟味を帯びたバラードの歌唱が、何とも心にしみる柔の魅力を堪能出来る。
●フランク・シナトラ（vo）ゴードン・ジェンキンス（arr）ほか
1959年録音／1984年リイシュー

SINATRA & STRINGS/FRANK SINATRA■62年3月リリースの本作はドン・コスタ指揮の豪華なストリングスを含むビッグ・バンドの伴奏が本来の歌唱力を引き出し、シナトラならではのゆとりとスケールの大きさが最大の魅力となっている。
●フランク・シナトラ（vo）ドン・コスタ・オーケストラ
1961年録音／1962年リリース

20世紀最高のポピュラー・シンガーで永遠のスター、フランク・シナトラが1979年、満を持して5年ぶりに放った3枚組超大作は、ベスト盤ではなく、全て新たに録音。過去・現在・未来という3部構成で、各テーマでビリー・メイ、ドン・コスタ、ゴードン・ジェンキンスと時代に君臨したアレンジャーを起用、未来に向けたメッセージも強調し、まさにフランク・シナトラの全てを表現した快心のアルバム。
●フランク・シナトラ（vo）ビリー・メイ、ドン・コスタ、ゴードン・ジェンキンス・オーケストラ
1979年8・9月・12月17・18日録音／1980年リリース

SOMETHING IN BLUE/THELONIOUS MONK●事実上最後の作品となった奇人セロニアス・モンクのソロとトリオの傑作アルバム。モンクへの熱い想いを持つブレイキーのリクエストで実現したこの作品は、常に変わる事のないそれぞれの音に対する探究心と無邪気な歌心が素直に表現されている。これまで言われて来た「難解でとっつきにくい」モンクではないがひとつひとつ音を積み重ねながら謳う彼の独特の世界は永遠に続く。
●セロニアス・モンク（p）アル・マッキボン（b）アート・ブレイキー（ds）
1971年11月15日録音／1972年リリース

1THELONIOUS MONK●プレスティッジに残したセロニアス・モンク絶頂期の演奏を収録したベスト・アルバム。「ブルー・モンク」「ベムシャ・スィング」「煙が目にしみる」ほか全8曲を収録。トリオ、カルテット、クインテット編成で多彩なモンクが聴ける。
●フランク・フォスター、ソニー・ロリンズ（ts）レイ・コープランド（tp）セロニアス・モンク（p）パーシー・ヒース、カーリー・ラッセル、トミー・ポッター、ゲイリー・マップ（b）アート・ブレイキー、アート・テイラー、マックス・ローチ（ds）
1952-1954年録音／1964年リイシュー

1954年フランスで録音されたセロニアス・モンクのソロ・ピアノ・アルバムの最高峰と言われた1枚。「ラウンド・ミッド・ナイト」「スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ」「ウェル・ユー・ニードント」ほか選曲も魅力のアルバム。
●セロニアス・モンク（p）
1954年6月7日録音／1984年リイシュー

マクシック、ウッズを含む豪華サックス・セクションを迎えたハル・シェイファーの代表作。スタンダードを中心にシェイファーのユニークな魅力を満喫出来る作品としても定評ある1枚。BMGビクターの復刻シリーズ。
●ハル・シェイファー（p）ハル・マクシック、フィル・ウッズ（as）アービー・グリーン（tb）ミルト・ヒントン（b）オシー・ジョンソン、ドン・ラモンド（ds）ほか
1955年10月17日、11月9・28日録音／1994年リイシュー