DEXTER CALLING/DEXTER GORDON■復帰後の第3作目は、フレディ・ハバードにホレス・パーランのトリオとの共演、ドゥーイン・オールライトの3日後に録音されたブルーノート2作目。旧友ケニー・ドリューとの再会セッションでもありお互いに水を得た魚のようにのびのびと喜びに満ちた快演を繰り広げるワンホーン・アルバムの傑作となった。
●デクスター・ゴードン（ts）ケニー・ドリュー（p）ポール・チェンバース（b）フィリー・ジョー・ジョーンズ（ds）
1961年5月9日録音／2008年リイシュー
■BLUE NOTE,ANALOGUE PRODUCTION(US)ABNJ 84083
■ステレオ

イラストレーター「COBA」氏によるジャズ・ジャイアンツ・シリーズ・ポスター。
シャープなスタイルの軽くて丈夫なアルミフレーム。
リビング・書斎・オーディオルームなどインテリアとしてフィットします。
サイズ　A4／210mm×297mm・色　ブラック

1950年代のハード・バップ・トップ・テナーとして知られる巨匠、デクスター・ゴードンの人気アルバム。ケニー・ドリュー等バックを努めるサイドメンの演奏も素晴らしい名盤。バート・ゴールドブラットによる可愛らしいデザインのジャケットも人気。
●デクスター・ゴードン（ts）ケニー・ドリュー（p）リロイ・ヴィネガー（b）ローレンス・マラブル（ds）
1955年9月18日録音／2013年8月27日リイシュー
■BETHLEHEM(US)BCP36LP
■モノラル

SOPHISTICATED GIANT/DEXTER GORDON●ウッディ・ショウをはじめ新しい世代のミュージシャンとのセッションが新鮮な77年作品。11人編成の豪快な新時代を予感させるビッグ・バンド・ジャズの演奏が満喫出来る。
●デクスター・ゴードン（ts）ウッディ・ショウ（tp）スライド・ハンプトン（tb）ジョージ・ケイブルス（p）ルーファス・リード（b）ボビー・ハッチャーソン（vib）ビクター・ルイス（ds）
1977年1月21・22日録音／2018年10月26日リイシュー
■COLUMBIA,LEGACY(US)19075851841
■ステレオ

SOPHISTICATED GIANT/DEXTER GORDON●ウッディ・ショウをはじめ新しい世代のミュージシャンとのセッションが新鮮な77年作品。11人編成の豪快な新時代を予感させるビッグ・バンド・ジャズの演奏が満喫出来る。
●デクスター・ゴードン（ts）ウッディ・ショウ（tp）スライド・ハンプトン（tb）ジョージ・ケイブルス（p）ルーファス・リード（b）ボビー・ハッチャーソン（vib）ビクター・ルイス（ds）
1977年1月21・22日録音／2018年10月26日リイシュー
■COLUMBIA,LEGACY(US)19075851841
■ステレオ

ヨーロッパのブルーノート、スティープル・チェイスに残した1976年の作品。バリー・ハリス・トリオをバックにオリジナル2曲と「4月の思い出」「スカイラーク」ほか全6曲を収録。
●デクスター・ゴードン（ts）ケニー・ドリュー（p）ニールス・ペデルセン（b）アルバート・ヒース（ds）
1976年12月9日録音／2017年3月30日発売
■STEEPLE CHASE(DNK)SCS 1080

レギュラー・カルテット結成以前の1946年～1949年の作品。当時アンサンブルを重視したオクテット編成で独自のスタイル確立に全力を尽くしていた貴重な記録。
●デイブ・ブルーベック（p）ポール・デスモンド（as）ビル・スミス（cl,bs）ボブ・コリンズ（tb）デイック・コリンズ（tp）デイブ・ヴァン・クリート（ts）ロン・クロッティ（b）カル・ジェイダー（ds）
1946年～1949年録音／2016年1月8日発売
■CONCORD,ORIGINAL JAZZ CLASSICS(US)OJC101

QUIET NIGHTS/DIANA KRALL■その美貌たは対照的にキング・コール風のエンターテインメントとブルースをルーツとしているダイアナ・クラール。通算12枚目の本作品はバラード＆ボサノヴァを中心に、これまでにないより女性的で官能的な美しいアルバムにアルバムに仕上がっている。アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲やバート・バカラックの「ウォーク・オン・バイ」をはじめとするスタンダードやバラードなど全10曲を収録。新しいスタイルでより幅の広がった彼女は今やヴォーカリストのトップの座につこうとしている。トミー・リピューマ・プロデュース。
●ダイアナ・クラール（p,vo）アンソニー・ウィルソン（g）ジョン・クレイトン（b）ジェフ・ハミルトン（ds）ポーリニョ・ダ・コスタ（per）
2009年3月録音／2016年6月24日発売
■VERVE(US)4737701

2001年12月のパリ・オリンピア劇場で行われたライヴを収録したアルバム。ピアノ・トリオだけでなく、ストリングスなどもふんだんに使われた豪華なライヴ録音。「素顔のままで」のみスタジオ録音で、マイケル・ブレッカーがゲスト参加。グラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル賞受賞作。（商品レビューより）
●ダイアナ・クラール（ｐ,vo）アンソニー・ウィルソン（g）ジョン・クレイトン（b）ジェフ・ハミルトン（ds）マイケル・ブレッカー（ts）クリスチャン・マクブライド（b）ルイス・ナッシュ（ds）ポウリーニョ・ダコスタ（per）
2001・2002年録音／2016年6月24日発売
■VERVE(US)4737695

WHEN I LOOK IN YOUR EYES/DIANA KRALL■絶大な人気を誇るダイアナ・クラール1999年の作品。歌、ピアノともにナット・キングコールの影響を受け、ブルースに基づいたしっかりした表現力が人気の秘訣。ロマンチックでエレガントな個性もクロスし、ますます大きな歌手へと成長している。この作品では現在アメリカ・ジャズ界のトップ・ミュージシャンとジョニー・マンデルの的確なアレンジで見事な作品に仕上がった。
●ダイアナ・クラール（vo,p）ラッセル・マローン（g）ラリー・バンカー（vib）ジョン・クレイトン、ベン・ウルフ（b）ジェフ・ハミルトン、ルイス・ナッシュ（ds）
1999年録音／2016年6月24日発売
■VERVE(US)4737704

WALLFLOWER/DIANA KRALL■ジャズ・ヴォーカルの女王=ダイアナ・クラールの2年ぶりの新作は、現代の巨匠=デイヴィッド・フォスターとついにタッグを組んだポップス・カヴァー作品!Verveのチェアマンであるデイヴィッド・フォスターとの初めてのコラボレーション。1960年代後半から現在までダイアナにインスパイアを与えてきた永遠に輝くポップ・ソングの数々をフォスターの豪華アレンジで歌う、夢の企画盤。"デスペラード""アイム・ノット・イン・ラヴ""ドント・ドリーム・イッツ・オーヴァー"など日本でも長年愛されているナンバーの数々をデイヴィッド・フォスター一流の壮大なアレンジで旧来のジャズ・ファンだけでなく、40代50代の幅広いファン層へアプローチできる内容!収録曲には、なんとポール・マッカートニーが書き下ろした新曲も収録。ほぼすべての楽曲のアレンジ/プロデュースはグラミー通算16度受賞の巨匠=デイヴィッド・フォスターが担当。「デイヴィッドの素晴らしいアレンジのおかげで、歌うことに専念ができていい気分転換になったわ」(ダイアナ・クラール)「今回の楽曲はすべてダイアナが愛してやまない曲ばかり。彼女のハートが、全ての楽曲の新たなイメージを引き出しているよ」(デイヴィッド・フォスター)と2人の充実した仕事ぶりがアルバムに詰め込まれています。(新譜案内より)
●ダイアナ・クラール（vo）ほか
2015年2月3日発売
■VERVE(US)060253790592

STEPPING OUT/DIANA KRALL●ここ数年、ダイアナ・クラールはシンガーとしてピアニストとして両方に圧倒的な才能を発揮し、ジャズ界に新風を吹きこんできた。最近のアルバムからは、クラールが着実に成熟していることがうかがえる。だが、1992年の本デビュー作は、カナダのブリテイッシュ・コロンビア州ナナイモ生まれのこのアーティストが、初めからその素質を持ち合わせていたことを教えてくれる。20代半ばのクラールは、ボーカルに誠実さと精妙さと説得力をこめて歌い、伴奏者として第一級の即興演奏者として、ボーカルのフレーズとフレーズのあいだに見事な余韻を加えて堂々とピアノを弾いている。実際、クラールがその天性の才能を織りまぜ、楽曲に驚くほどの完成度をもたらしているのには舌を巻くばかりだ。ベースの名手ジョン・クレイトンと超一流のドラマー、ジェフ・ハミルトンとともに、クラールは素晴らしいナンバーを次から次へと繰りだす。「This Can't Be Love」はリスナーが思わず足を踏み鳴らしそうになるナンバーの典型だ。また、素敵なしっかりとしたボーカルをサラ・ヴォーンさながらにフレーズに滑りこませ、ピアノをオスカー・ピーターソンとジーン・ハリスを合わせたようなスタイルでプレイする。そうすることで、彼女の揺るぎないフィーリングに裏打ちされた素敵なモチーフを、リスナーの耳にすっと忍びこませる。「As Long as I Live」ではまた別の才能を見せ、スタンダード・ナンバーをノンストップのグルーブで歌いスウィングさせている。「Straighten Up and Fly Right」ではテンポをさらに落としブルース色の濃いボーカルを聴かせ、「I'm Just a Lucky So and So」にも同じ官能を漂わせる。バラードの名曲「Body and Soul」では彼女の親しげなボーカルと優しいタッチのピアノが耳にできる。まさに本作は鮮烈なアーティストの鮮烈なデビュー作と言える。（Zan Stewart, Amazon.co.uk）
●ダイアナ・クラール（vo,p）ジョン・クレイトン（b）ジェフ・ハミルトン（ds）
1992年録音／2016年5月6日発売
■JUSTIN TIME(CAN)440050

GLAD RAG DOLL/DIANA KRALL●ソフト路線の定着を思わせた2009年の「クワイエット・ナイト」以来3年ぶりの新作が登場。トミー・リピューマプロデュースによる都会的な路線から、アメリカ音楽のルーツを意識した土着的なサウンド作りへとシフト。今後どういう方向に向かうかは解らないが、今回はかなり思い切った冒険を感じる。T.ヴォーン・バーネット・プロデュースによりマーク・リボウのギターを前面に押し出し、これまでのサウンドに慣れた人には辛口の評価も多いが、逆に絶賛する声も多く聞かれる。ジャケットの写真からもこの作品の意気込みが伝わって来る。
●ダイアナ・クラール（vo,p）T.ヴォーン・バーネット、マーク・リボウ（g）ハワード・カワード（ukule,mand,g,cho）ジェイ・ベルローズ（ds）デニス・クラウチ（b）ブライアン・サットン（g）コリン・リンデル（g,dobro）キーファス・グリーン（key）
2012年録音／2012年9月25日発売
VERVE(US)B001732701

出身大学のカレッジ・オブ・ザ・パシフィックでの1953年のライブを収録。「オール・ザ・シングス・ユー・アー」「ローラ」「フォー・オール・ウィ・ノウ」など魅力的なバラードをポール・デスモンドとの名コンビが美しく表現する。特にデスモンドの「フォー・オール・ウィ・ノウ」が秀逸。
●デイブ・ブルーベック（p）ポール・デスモンド（as）ロン・クロッティ（b）ジョー・ドッジ（ds）
1953年録音／2014年9月2日発売
■FANTASY,ORIGINAL JAZZ CLASSICS(US)OJC047

1960~1970年代のボサ・ノヴァ・ムーヴメントをけん引した名編曲家=クラウス・オガーマンのオーケストレーションでボサ・ノヴァとスタンダード・バラードを歌い上げた大ヒット作。グラミー賞エンジニアリング部門受賞。全米アルバム・チャートTOP10入りを果たすなど、ダイアナのキャリアで最もセールス的な成功をおさめた。（商品レビューより）
●ダイアナ・クラール（vo,p）ラッセル・マローン（g）ジェフ・ハミルトン（p）クリスチャン・マクブライド（b）ピーター・アースキン（ds）ポウリーニョ・ダコスタ（per）ルイス・コンテ、ロンドン交響楽団
2001年録音／2016年6月24日発売
■VERVE(US)4737707
■ステレオ

ダイアナ・クラールがメジャー・デビューの翌年、1996年に発表したアルバム。ダイアナにとって初の全米ジャズ・アルバム・チャートの1位作品で、100週にわたってランクインするという大ヒットを記録。グラミー賞にもノミネートされ、ジャズ界を背負う存在としての地位を確立した作品。（商品レビューより）
●ダイアナ・クラール（p,vo）ラッセル・マローン（g）ポール・ケラー（b）ベニー・グリーン（p）スティーブ・クルーン（per）
1995年録音／2016年6月24日発売
■VERVE(US)4737651
■ステレオ

WITH STRINGS/DONALD BYRD■誰もが一度経験したいウィズ・ストリングス、ドナルド・バードも例外でなくストリングスと録音したアルバム「September Afternoon」で、13曲目以降は、ボーナストラックとしてLPの「Byrd Blows On Beacon Hill」を1枚まるごと収録、これはめずらしくワンホーン・カルテットのリーダーとして演奏した貴重な作品。
●ドナルド・バード（tp）ジュリアス・ベイカー（fl）ロメオ・ペンク（cl）クレア・フィッシャー（p,arr,cond）ミルト・ヒントン、ダグ・ワトキンス（b）オジー・ジョンソン（ds）ほか
1956・1957年録音　LONEHILLJAZZ(EU)LHJ10225

ブラック・ジャズ・レーベル最後の作品で最終形といえるアルバムは強烈なインパクトのとにかくカッコいい音楽。離婚したジーンに変わり、二人の女性ヴォーカルを迎え自身もヴォーカルを披露。スピリチュアルでファンキー、そして洗練。彼のスタイルが完成されたようだ。最高傑作である前作に並ぶ名盤であることは間違いない。
●ダグ・カーン（p,el-p,org,syn）ジョイス・グリーン、ジョン・コナー（vo）ネイサン・ペイジ（g）ダレル・クレイボーン（el-b）ジェラルド・ブラウン（b）ハロルド・メイソン（ds）ほか　BLACK JAZZ

アレサ・フランクリンやミック・ジャガーにも多大なる影響を与えたR&Bシンガー・ソングライター、ドン・コーヴェイのデビュー・アルバム！代表作の「マーシィ・マーシィ」が聴ける他スロー・バラードも味わい深い。コーヴェイのブルース・フィーリングが色濃い60年代最良にして最上級の一枚といえる。<br>1.マーシィ・マーシィ 2.アイル・ビー・サティスファイド 3.カム・オン・イン 4.キャント・ステイ・アウェイ 5.キャント・ステイ・イット・ベイビィ 6.ユア・グッド・フォー・ミー 7.テイク・ディス・ハート・フォー・ミー 8.ダディ・ラヴズ・ベイビー 9.カム・シー・アバウト・ミー 10.ユー・マスト・ビリーヴ・イン・ミー 11.プリーズ・ドント・レット・ミー・ノウ 12.ジャズト・ビコーズ
●ドン・コヴェイ（vo）アル・ジャクソンJr（ds）アンドリュー・ラヴ（ts）バーナード・パーディ（ds）ビリー・バトラー（g）ボブ・バシェネリ（g）ブッカー・ティ・ジョーンズ（og）ディッキー・ハリス（tb）フロイド・ニューマン（bs）ホレス・オット（p）スティーブ・クルーパー（g）ザ・グッドタイマーズ（vocals）ドナルド・ダン（glc-b）
ATLANTIC

3オクターブ以上出せる広い音域というだけでなく、とてつもない実力の持ち主のダイアン・シューアは盲目というハンデを背負いながらも、グラミー賞受賞という輝かしい経歴も誇る、ジャズ・ヴォーカル界を代表するシンガー。91年のデビュー作「ピュア・シューア」を発表以降、B.B.キングやカウント・ベイシー・オーケストラとの共演などで、堂々たるヴォーカルを披露。洗練された都市感覚を持ち、サラ・ヴォーンやダイナ・ワシントンの影響を受けたソウルフルな表現力は、小手先でなく心の奥底からストレートに伝わってくる。豪快にまた繊細にあらゆるレパートリーを完璧にこなし、その輝くような伸びやかな歌声は間違いなく世界のトップクラスにある。
●ダイアン・シューア（vo）ほか<
GRP