クラシック音楽を基礎に、独自の感性を突き詰めることでサキソフォン、クラリネット、そしてフルートを曲に合わせて使い分ける。調性がないように聴こえる構成も、実際には作品としての調性は熟考を重ね創られた独特のハーモニー感覚のもとに創られている。こういったアプローチは、超越した繊細な耳と、常識破りの表現力で形作られ、ジャズ史上類を見ない、個性的スタイルを生み出した。そして独特のサウンドは今日に至るまで、現代の多くのミュージシャンに影響を与え続けている。
●エリック・ドルフィ(as,bcl,fl)ウッディ・ショウ(tp)クリフォード・ジョーダン(ss)ソニー・シモンズ(as)ボビー・ハッチャーソン(vib)エディ・カーン、リチャード・デイヴィス(b)J.C.モーゼス(ds)ほか
■CELL(US)CELL 5014